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シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

個展顛末よもやま噺

個展が終了してアトリエに帰ってきた作品たちです。


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おかげ様で沢山来ていただいて、沢山買っていただけました。

本当にありがとうございました。





以下、展覧会の様子です↓

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次回の個展は来年です。

また同じ時期に今度は銀座で開催します。

2014年11月24日(月)~11月29日(土)

11時~19時(最終日17時まで)

場所は、銀座一丁目駅より徒歩3分 GALERIE SOL です。



















































そんなこんなで。






ひとつ前のブログに載せきらなかった新作をご紹介↓






























猫に蛸。

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胴巻きです。

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今回、猫をたくさん作りました。

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ゴリラ。天狗。ウサギ。

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天狗は幼稚園児です。

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サンタとトナカイ。マリオネットも作りました。


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疝気の虫(せんきのむし)と言います。

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動画はコチラ↓




こちらは色塗り前の仮組状態のダンスです↓





























福助のポーズをするサンタとトナカイです。

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馬頭観音に謝るサンタたち。パンツは赤です。

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ところで、キリスト像ですが…

いや、これは磔刑ちゃんと言いますが


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田島家三代に渡る彫刻家が、

キリストモチーフをそれぞれ作っています。







































祖父 田島亀彦作。

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僕の作。

こういう写真は、必ず手がこんなですから僕もやります。
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父、田島義朗の1960年代の作品。抽象彫刻華やかなりし頃です。
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それぞれしっかり時代を映していて面白いです。

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コウモリちゃんも作りました。

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木彫マリオネットの疝気の虫。


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等身の女性像と比べると大きいのが分かります。

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ハシビロコウも作りました。


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これも大きなものです。

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招き猫です。

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仏頂面の招き猫。

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わりと大きめです。

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足の長い鳥。

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態度の悪いシロクマです。

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実は鳥を気遣って空気肘掛をしていたシロクマ。

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パンダ。フランケン。フクロウ。

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手のひらサイズです。

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人魚ちゃん。半笑いの犬。

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エビフライちゃん。

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お寿司ちゃんを作りました。


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うつ伏せはこうです。

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一休さん。


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馬。

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 そんなこんなで、話は変わります。





御縁がありまして、高校生に彫刻を教えることがあります。



















女の子ですから刃物を持たせるのはヒヤヒヤしますが、

臆せずキャッキャキャッキャ楽しくやってくれます。




以下、生徒作品↓
























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若い子には、「彫刻」という言葉が、小難しくてつまらないイメージがあるようです。




















「先生、やってみたら凄い楽しかったよ!」













と、言ってくれた生徒が、こう続けました。










「先生、彫刻っていう言い方がつまらなそうだよ!」


「先生、呼び方変えた方いいよ!」


































僕は、この生徒に後頭部をノミで叩き彫られ少ない脳味噌を掻きだされたような衝撃を受けました。






















つまり、

こんな楽しい彫刻なのに「彫刻」という古風でカタい感じの響きで損をしていると言うのです。













なるほどその通りです。



「彫刻」という漢字の表記もいかにも偉そうでいけません。

「彫刻家」なんて、もっといけません。









僕は家に帰って妻に

この話をしました。













「これこれこれこれこういうわけなんだよ。」


と、一部始終を話しました。














































何か 「彫刻」 「彫刻家」 に変わる呼称のアドバイスをしてくれると思いました。




思いましたが、

妻はまず、僕が「先生」などと呼ばれているのが気に食わないらしく、こう言いました。














































「ナニが「先生」だ!松の木におじやぶちまけた様なツラしやがって!このカッパ節が!」





































いやに伝法な口調の啖呵は僕のせいです。

僕が講談や浪曲や落語を聴かせたせいですが、言われてみると本当に辛いです。






























今日の妻は舌の調子が良いようです。続けてこんな小言が飛んできます。






































「おう、先生よ。こないだシスコーン買って来てって言ったのに、なんでケロッグ買って来たんだよ!この間抜けめ!」























僕が今、一番気にしていることを言われました。



あんなに謝ったのに蒸返されムカッとしましたが、

ここで怒るようじゃぁ彫刻家にはなれません。

小言が止んだのを見計らって逃げ出します。































僕は一人で若者にも受け入れられる「彫刻」と言うモノを考えます。



彫刻芸術は民衆のモノです。



ですから、間違えて買ってきたケロッグを食べながら考えます。








































僕は、「はじめまして。彫刻家の田島享央己です。」


と、名刺を渡すことが多いので


その名刺の裏に印刷する自己紹介文を

若々しい感性と瑞々しい文章で書いてみました。


これなら若い人にも、すんなり受け入れてくれそうです。


















多少、やわらかい文章ですが、みごとに現代を盛り込んだ名文だと自負しております。↓



































































ァタシゎ、ちょぅこくか☆彡

もうすこしで、ょんぢゅぅいっさぃダョ☆〜(ゝ。∂)
ァタシで、ごだぃめの、ちょぅこくかダョ☆(ゝω・)vキャピ

ぃっも、ァタシゎ、クスノキぉ、ノミとげんのうぉ、っかってほりほりしてるョ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「ちょぅこくヵ」ッて、ヵたッくるしぃヵら…、(´・Д・)」 ぃぃヵたぉ、ヵぇるョ☆〜(ゝ。∂)

きぉ、ノミで、ほりほりするヵら…、、

「ノミノミほりっし〜」ゎどぅ?
(((o(*゚▽゚*)o)))

ぉヵしぃ?
ァタシゎべつに
ぉヵしぃとぉもってなぃしぃ☆彡

マジぃぃんぢゃね?*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
マジにんきでるんぢゃなぃ?
(ゝω・)vキャピ


でも……
ヵんがえるのゎ、もぅつヵれちゃった☆彡 …( ´Д`)y━・~~
でも……
ぁきらめるの ゎょくなぃってァタシゎ
ぉもって、がんばったョ。
・°°・(>_<)・°°・。
でも……
げんのうで、ゅびぅっちゃって…ネイルわれてイタイょ……もぅダメ
ゴメン……
。・°°・(>_<)・°°・。

でもぉ、うちゎ、マヂでちょぅこく楽しぃしィ、
「ノミノミほりっし〜」として
これからも、がんばるっし〜☆〜(ゝω・)vキャピ















































































今日も来てくれてありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。



            ノミノミほりっし~ 田島享央己
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  1. 2013/12/25(水) 16:15:00|
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