シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

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仙台四郎

仙台四郎さんの、


彫刻を作ろうと思ったのは、ふらリと入った古道具屋さんで仙台さんの置き物を見たからです。


ちなみに、こ汚い道具屋さんや、さびれた古本屋などは大好きで、見つけたら必ずのぞきに行きます。



だいたい、そこの親父さんは一寸変わった方が多くて、面白いのです。



で、店の片隅にホコリをたっぷり浴びて汚くなった仙台さんが、満面の笑みを浮かべていました。

目が合ってしまったのです。




ここで、普通はそれを買って家に帰るのですが、



「俺が作ったら、もっと良いわ!」



…となぜか、鼻息荒くアトリエに向かうのでした。




RIMG0043仙台1


実在の人物で、今は商売繁盛の神様だそうです。


RIMG0042仙台2


余談ですが、汚い店(老舗)好きは学生の頃からで、こんな目にも遭っております。


浪人生の時、京都の染物屋(汚い老舗)にふらリと入りました。


そこに、頑固一徹,The職人とでも言いましょうか、初老の男性が鎮座しておりました。



当時の僕は、肩まで伸ばしたボサボサ頭、浪人生特有の思いつめた表情。
汚いベルボトムジーンズ。これまた汚いぱんぱんに詰まったリュックサック。


こんな僕を見て染物屋の親父さん、開口一番。


「こっちに来て、座れ。」



それから、延々お説教でした。








弟子入りと勘違いされたんですね。





甘くねぇんだぞ。とか、考えなおせ。とか、とても親身になってくださいました。



僕は、必死に笑いを我慢しました。下を向いて。





それがかえって、肩を震わせて泣いている様に見えたらしく

大盛り上がり。


「こんなやさしい親父さんを裏切っちゃいけねぇ!」と


僕は『弟子入り志願者』を演じきったのです。






送りだされた時は、本当に涙が出てきました。



あの親父さん、元気かなぁと

時々、思い出します。






今日も来てくれてありがとうございます。


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  1. 2010/07/12(月) 09:06:29|
  2. 木のおもちゃ/オリジナル工芸品
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

顔芸・・・

これから先ピアノ演奏会をみるときには、ピアニストの顔ばかり見てしまいそうです。
  1. 2010/07/21(水) 23:25:31 |
  2. URL |
  3. ポテ子 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 顔芸・・・

でも、そのほうが面白いかもしれないね。
  1. 2010/07/22(木) 08:12:55 |
  2. URL |
  3. シド工 #-
  4. [ 編集 ]

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