
樟で彫った等身大。モデルはいません。
タイトルは Almost Blue
ほとんど憂うつ、ほとんど悲しい気分、心の内がなんだかとても虚しい。
そんな意味です。
この作品をもって彫刻部の会員に推挙されました。
第81回新制作展9/20(水)~10/2(月)
六本木
国立新美術館10時~18時(入場17時半まで)
※休館日9/26
※最終日14時終了(入場13時まで)
金曜夜間開館 9/22、 9/29 20時終了(入場19時半まで)
入場料 一般800円 学生・65歳以上無料

初日の15時からオープニングトークです。
私もトークします。


制作工程。
まず、粘土で小さいモノをざっと作ってみます。
(この時はまだ服を着せる予定でした)

次に発泡スチロールで等身大に彫ってみます。
木を彫る前の練習です。
大まかに発泡スチロールの塊を
人体の形に切り出したところ。

この包丁2本で彫っていきます。



この辺りから、上半身を裸にしようと思い始めました。

服のボリュームを取りさり、裸に。

細部を詰めていきます。

だいたいつかめたので、これくらいにしておきます。

もう「手」が覚えたので、この作品は捨てます。
次は木です。
樟をチェーンソーで大まかに切り出し、量が足りない所は別材を接ぎます。
ここから鑿で粗彫りをしていきます。

粗彫りに使用するハンマーは彫り出そうとする形によって4種を使い分けます。
自作の西洋型木槌、タイコ木槌、ゴムハンマー、
そして彫刻家朝倉文夫愛用千代鶴是秀作木彫用ダルマ玄翁長運写し相田浩樹作八十匁三軒茶屋土田刃物店購入の玄能。


大まかに面でとらえて彫っていきます。

形が出てきました。


この辺りからゆっくり進んでいきます。木にデッサンを描き、彫るの繰り返しです。


最後の仕上げ段階。

そして完成。
粘土でエスキースを作ってから9か月です。




















この作品は
歌詞の中の女性を想像して作りました。
↓
私の作品は撮影OKです。
じっくり見てバンバン撮ってください。
そのかわりSNS等に投稿して宣伝してくださいまし。
デリケートな作りですので絶対に触れないでください。
ご高覧頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
- 2017/09/08(金) 14:33:32|
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