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シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

新作家賞を受賞しました!

新作家賞を受賞しました!

IMG_1186 - コピー

木彫の等身大です。

作品名は speak low (スピーク ロウ) です。

「愛を語るならささやく(speak low)ように」


東京 六本木の国立新美術館にて開催される新制作展に展示されます。

ご高覧いただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。


■第78回新制作展  新制作協会

六本木 国立新美術館

■9月17日〜 9月29日
   10:00~18:00
    入場17:30まで

■金曜土曜夜間開館 20:00終了
    (入場19:30まで)

■最終日9/29(月) 
  14:00終了(入場13:00まで)

■休館日9/24(水)

■一般800円 学生無料


新作家賞 田島享央己 5



幾つかの材を継いで拵えています。

眼球は彫り出しです。



新作家賞 田島享央己 4







形が見えやすいようにアクリルガッシュと透明水彩で薄く着色しています。

作品がまとう空間を出来るだけ良くしたかったので、首や手の長さや傾きなど何回も木を継いで調整しました。


新作家賞 田島享央己 6









作品タイトルはジャズのスタンダードから拝借。





新作家賞 田島享央己 3





受賞の知らせを受けて1番に妻に報告。

普段から僕の作品をここでは書けない位の辛口批評をしてくださる人に向かって僕はついこう言ってしまいました。



「ワハハ、ザマミロ。バカヤロ。ワハハ。」

縮こまっていたバネがピョーンと弾けてしまった感じでしょうか。


新作家賞 田島享央己 2




「なんや!この、たわけ! 言うとってあげるが、あんたは初めから、 わてが担いでる神輿じゃないの。

あんたがここまでなるのに誰が血流しとるんや。 神輿が勝手に歩けるいうんなら、 歩いてみないや、のう!

わての言うとおりにしとってくりゃ、 わても黙ってこのまま担ぐが、のう。生活は賞がなんぼあっても出来んのですよ!」


と、小言をくいました。

そのあと, とっても喜んでくれました。

本当にありがとうございました。

















今日も来てくれてありがとうございます。





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  1. 2014/09/17(水) 07:12:10|
  2. 展覧会
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