シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

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いろいろな話をしてみます。



 ところで、




 僕の大好き美術館は、



東京の、根津美術館です。


エントランスが美しいのです。





根津美術館


その中に常設で、帝釈天像があります。


根津仏像


もう、たまらないほど美しい仏像です。 大好きです。




で、すこし歩くと



岡本太郎のお家があります。


いまは、美術館になっていて見学できるようになっています。





そして、そこの玄関の横は小さな喫茶店になっています。

岡本太郎

「岡本太郎のお家にいくぞ!」


という人しか来れないような路地にあるので、お客も品が良く、静かで大好きです。


ここで僕はもっとも毛並みの悪い客ですが、猫をかぶってお行儀よくしています。





亡くなった小さん師匠がおしゃれな喫茶店で

    
「ねーちゃん、コーシーとアップルペー。」



と注文したそうです。


この逸話が大好きなので、ひとつやってみたいのですが


馬鹿だと思われるのが嫌なので我慢しています。










岡本太郎の本、これ大好きです。


岡本太郎の本


『今日の芸術』。


超絶な文章力と面白さにメロメロになってしまいます。








先週、たまたま読んでた本に、この『今日の芸術』の話がでてきました。







忌野清志郎も、この本が好きだったんだぁ!と嬉しくなりました。


清志郎


『ロックで独立する方法』という本ですが、前半部分がめちゃめちゃ、ためになる面白い本でした。







めちゃめちゃ面白かった本をもうひとつ。


キウイ


談志師匠のお弟子さんで前座を16年やった話です。








僕の家の近くに図書館があるので、


本は、いつも買わずに借りてきます。






このあいだ、


マギー司郎の『生きてるだけでだいたいOK』を借りてきて読んでたら、


奥さんがすごく嫌な顔をして言いました。


「あんた、ぜんぜんOKじゃないから…。やめてよ…。」







本はとても面白かったですが、家庭内の雰囲気は駄目になってしまいました。









よく、僕を脅かす奥さんに対して最近


「外交カード」を手に入れました。





レンジ


電子レンジが壊れたのです。




スタートボタンを押しても動かなくなってしまったのです。


ただし、僕は動かせるのです。





やり方はこうです。

スタートボタンを、乾いた雑巾でキュキュキュっと擦ります。

そのあと、スタートの『ス』と『タ』の間を右斜め45度から人差し指の爪の角でねじる様に強く押します。









これで動きます。




ですから、

「温めてほしかったら、言うことをきけ!」 と、やりたいわけです。












…ですが、そうはいきませんでした。







「じゃ、買ってくる!」





つづけて、





「私はその隣に新しいの置いて使うから。あんたは乾いた雑巾もって一生それつかえ!」










乾いた雑巾でキュキュキュキュやる技は大変苦労して編み出したので残念です。









すぐ捨てて、新しいのを買えば済むのですが、どうも嫌なのです。

長く使ったものは、情がわいてしまいまして。








これもそうです。



















フライ返し


フライ返しです。


奥さんが持ってたもので、実家にあったものをずーと使っています。

子どもの時からあったそうなので、かなり時代がかかっています。



プラスチックの柄がついていて、経年変化でボロボロでした。



でも、そんな由緒正しいフライ返しを捨てれませんので、


僕が、クスノキで柄を作ってすげ替えたのです。







柄をつくった時もはいていた

アトリエ用の靴。


ボロボロで限界だったので捨てました。

最後の方は、底がパカパカで木屑がどっさり入って来てしまう靴でした。

くつ



デッサンの勉強で、よく靴を描きました。

絵になって、描きやすいのは、

きれいな靴よりも、このようなボロい靴でした。物語が見えるからかな。




使い込まれた靴は、汚いけど美しいかな。 と思ったりなんかします。






そんな靴を描いたり、石膏を描いたりして勉強していた浪人時代に



書いていた反省ノートを見つけました。




デッサンを描いた後に自分で失敗の分析をしているのです。





反省ノート


久しぶりに読んでみると、熱く自分に駄目出ししていて凄い迫力です。

ヒジキをぶちまけた様な字で、何ページも書いてあります。








読んでいて、今でも変わらず、同じだなぁと思いました。


さすがにノートには書きませんが、自分に駄目出しはいつもです。



完成した瞬間に、「こんなはずじゃなかった。」と悔しい思いばかりです。

















最近終わった、等身の全身像。頭部です。木彫です。













美人1



奥さんがこれを見て、


「下手くそなマネキン」と言いました。







悔しい思いばかりです。












悔しいと言えばこのTシャツです。










モナリザ




僕のTシャツで、たまに着ます。


夜になると、窓ガラスにうすボンヤリと、うまい具合にうつるのです。


そのうつったモナリザに毎回毎回驚いてしまうのです。



「うわっ!」と声をあげて、少しですが、ほんの少しですが、飛び上がってしまいます。





これを、まあ、二月にいっぺん、やるわけです。





悔しくってたまりません。























最後に、『まった倶楽部』の成った所を見たいとコメント頂きましたので。















成った



つのが生えて偉くなった感じです。








期待はずれでしょ?









































モナリザTシャツを着てビクビクし、「下手くそなマネキン」と自作を罵られ

乾いた雑巾をもちながら、電子レンジのまわりをウロウロしている人が作っているのです。





期待してはいけません。

















今日も来てくれてありがとうございます。




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  1. 2010/11/22(月) 13:56:37|
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