シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

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浪人中に、

覚えて僕のレパートリーに入ったギターの曲です。


田部井辰雄さんが弾くこの演奏が素晴らしいのでご紹介。




 



タルレガの名曲中の名曲。全編、神懸かっているとしか思えない奇跡の一曲。






美術の浪人は朝から晩まで、ひたすら石膏デッサンをします。
粘土でニワトリやらウサギ、人の顔やらギリシャ彫刻の模刻などもします。

夜、帰る頃になると眼がかすんで見えなくなる位に勉強していたものです。

それだけやっていると、だんだん頭がおかしくなってしまうので、ギターを持って
教室を抜け出し、近くの公園で弾いていました。

そんな時、浪人仲間にクラシックギターの巧い奴がいて、この曲を教わったのです。


確か、一週間位。曲をこま切れにして少しずつ覚えていきました。



アルハンブラは今まで何回弾いたか分からないですが、いつも、いつも、旋律の美しさに
ドキッとしてしまいます。

自分で弾いて自分でドキドキしてしまうのです。




彫刻を作る最中でも、自分で、自作品にドキドキしてしまうことがあります。


俺は天才だ!なんて自惚れて興奮してしまうのです。

でも、次の日見てみると鼻持ちならない陳腐な表現で、ガックリきてしまうのです。


かなり、ガックリします。

精神衛生上において誠に良くない。



だからアルハンブラを弾いて、俺はギターの天才ではなかろうか!などとたっぷり酔って
気持ちよく寝るのです。


音楽は消えますから。




  


    今日も来てくれてありがとうございます。
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  1. 2010/05/28(金) 21:27:38|
  2. よもやま噺
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