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シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

木彫マリオネットが完成しました!

木彫マリオネットの『コウモリちゃん』。

彫りが全て終了しました。





いよいよ着色に入ります。

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まず、全体に薄く白を塗ります。


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次は青。主に静脈が出るところに塗ります。

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頭巾を赤に、長靴は黄色です。



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唇も赤にします。

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ここから微妙に変化していきます。


そして、だんだん生命感が出てきます。















肌に少し赤みを入れます。


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ちょこっと黄色味をさします。


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そして、分かりにくいですが、ゴールドを全体に塗ります。


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眼球を白に。


頭巾と唇の赤も微妙に変化させていきます。


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色彩に深みが欲しいので、さらに緑色を入れました。


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黄色の長靴は、バナナを参考に着色していきます。


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絵具で、メイクをしていきます。






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さらにさらに、深いトーンになるように色々な事をしていきます。







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強いコントラストと深い調子になりました。


迫力が出てきたようです。



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唇には、細い線を何本も引きました。パッと見は分かりませんが、

こういう無駄な小技が、作品のテンションを高めてくれるんじゃないかなぁと思うわけです。




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いままで白眼をむいていましたが、いよいよ瞳を描き入れます。



魂がのっかる瞬間のような気がして


いつも楽しみであり、緊張もします。












































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グリーンの瞳がよく似合っています。



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さらに、さらに、執念深く、色々な事をします。




そして、ちょっとキザですが





作品の皮膚の下に血が流れて来たと感じられたら終わりにします。




















なかなか良い色に塗れました。

















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次に、

刃物の彫り跡を目立たせる細工をします。



これで、もう一段上にいきます。
























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サインは右足の裏に『TAKAOKI』と。

芸のないサインですが、バカっぽくていいかなぁと思っています。













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ところで、


コウモリちゃんを作る時に出た端材で、『アリ』をつくりました。





ですから、コウモリちゃんとは兄弟です。





タイトルは『アリちゃん』。








































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完成記念にパチリ。アリちゃんも嬉しそうです。


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アリちゃんの方が先に完成していたので、兄貴になります。



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コウモリちゃんの目玉にはガラスコートを。


唇にはラッカーを塗って光らせます。




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これですべての工程が終了。

あとは組み立てです。


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蜜蝋で磨いてから組んでいきます。

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可動部分に棒を差し込みます。

メンテナンスのしやすさを考えて、手で抜き差し出来るようにしてあります。














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首を装着し、腕を革ひもで結びます。


















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そして、足をつけて。











コウモリちゃんの誕生です。







































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僕が一番興奮する瞬間です。

















こいつが木の塊だった頃から知ってますから感慨深いです。







そしてこの瞬間から、もう僕は飽きてしまい興味が無くなっていくようです。






もちろん、作品は愛していますが、確かにこんな心持になります。












なんか変な感じですが、

モノを作る人は、だいたいそんなもんではないでしょうか。















































コントローラーを取りつけます。



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椅子に座らせて、まっすぐ刺さっているか確かめます。

眼が合うので、知らず知らずのうちにニヤけてしまいます。



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糸を張って、完成です。








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彫刻が完成した時と、マリオネットが完成した時とは、なんだか気持が違います。

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「ぐふふ。いいなぁ。」と、一人うぬぼれるのは一緒ですが、

マリオネットの場合は、なんかセンチメンタルになります。



動くからでしょうか。















































しばらくご覧ください。



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コウモリちゃんは夜型なはずですから、目を充血させて正解でした。

寝不足気味の表情がとても合ってます。

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アトリエに立たせて、二人っきりになると妙な話ですがちょっと怖いです。

毎度ながら、こっちに歩いてきたらどうしようと思ってしまうのです。





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僕のこういう妄想癖は幼いころからで、例えば紙相撲なんかはかなり本格的で自作の力士の数は五百をこえ、

それこそ幕下から横綱までいて、各々がちゃんと四股名を持ちそれぞれ部屋に属しており、年六場所を戦い

成績に応じて番付が上下し、引退の時は断髪式をおこない、そのあとは背広を着て部屋の親方になる。

これを一人ですべて取り仕切って遊んでいたのですから、尋常ではありません。








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大きさはこれ位。

マリオネットとしては、アホみたいなデカさだと思います。






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角度によって、怒って見えたり泣いて見えたり笑って見えたりするように


ちょこっと工夫してますが、どうでしょう?







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次に、恒例

ちくわ一門との記念撮影です。




























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とりあえず、入門したてのアリちゃんと記念撮影です。








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ちくわにまたがるヤンチャ者です。






























さやいもむし君のさやも横取りです。

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伝説の名工、千代鶴是秀ちゃん、砥石くんとは

さすがに礼儀正しく…





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…でもないみたいです。




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ちくわ一門の総領弟子、スターのいもむしくんとはさすがに礼儀正しく。



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…でもないです。

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弟のコウモリちゃんと記念撮影。




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ちくわ一門総出です。



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このくだりになると、いつもマリオネットが泣いているように見えるから不思議です。



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雪だるまちゃんの上に座らせてもらいました。

















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物凄い嫌な顔に見えます。思わず笑ってしまいました。











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可愛そうなので、そろそろ止めてあげます。

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雪だるまちゃんは馬鹿なのか、嫌がってません。













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というわけで、新しいマリオネット。『コウモリちゃん』です。

一門ともども、よろしくお願い致します!

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話は変わって、展覧会のお知らせです。


4月24日(火曜日)から4月30日(月曜日)まで、千葉県立美術館で僕の作品が展示されます。






2012歩会




僕はこの木彫女性像を出品します。

4月28日(土曜日)には「作家によるギャラリートーク」も開催され、僕も喋ります。







僕は例年緊張のため、非常にためにならない話をボソボソと話します。

ですから短気な人は要注意です。



不味さに対する怒りを、安さで何とか治めるという

立ち食いのうらさびしい味わいが好きな方は来てください。


ゾクゾクするはずです。


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続いて、コチラ。


big6 (3)


5月3日(木曜日)東京の池袋のライブハウス、『鈴ん小屋』で

コウモリちゃんが踊ります。


僕自身が操ります。ほんの少しの出演です。


僕はたぶん、緊張のため全く生気の無い操りをし、

他の出演者並びに関係者各位に期待外れと罵倒され、千葉に帰って行きます。



その一部始終をご覧になりたい方、うらさびしい立ち食いの味わいが好きな方、来てください。

(僕以外の出演者は素晴らしい芸を披露しますので安心してください。)


カラー5 3マスちゃんちらし (3)
















































そして、4年ぶりとなる個展をやります。


場所は、取手市の小文間(オモンマ)


Gallery&Cafe OMONMA TENT(オモンマテント) → http://trap.main.jp/tent/

(オモンマテントで検索してみてください。)


5月11日から6月3日の金土日のみオープンです。(11時から18時まで)
























オモンマDM





出来たてのコウモリちゃん他、色々な作品をどっさりもっていきます。

門外不出の『ちくわ一門』も展示します。



作品販売もあります。



僕も極力、在廊します。











こちらは、立ち食いのうらさびしい味わいがお嫌いな方も大丈夫なはずです。















どうぞ、よろしくお願い致します。

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そんなこんなで、また話はかわります。















































先日、

妻がスマートフォンのケースが欲しいと騒ぎ出しました。




















「あんた、ちょくちょく都内行くんやから、これで買ってきて。」



と、一万円くれました。




「あんな、頑丈なのがええよ。頑丈なの。」













































僕は一万円を握りしめ、しばらく考えました。





































































頑丈なの
  
  ↓

僕が木で頑丈に作る
 
  ↓

買ってきたよと言う
 
  ↓
賞金一万円






















































































天才だと思いました。
























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クスノキで一心不乱に彫りました。



賞金一万円ですから。







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かなり分厚いですから、すごい頑丈です。落としても絶対割れません。


ヘンリームーアの抽象彫刻のような感じを狙いました。

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裏面には、節の跡が出ました。

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これは、なかなか無いでしょう。

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まさに木彫です。一万円の賞金では安すぎる出来です。


しかし敵を欺くには、これくらいやらないといけません。

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敵(妻)のこんな話があります。




以前、我が家にかなりご高齢のお客さんが来た時の話です。

お帰りになりそうなので、僕は妻にタクシーを呼んでおいてと頼みました。


タクシーが来て、妻が「お迎えが参りました。」とお客さんに言いました。





こういう人です。









絶対にわからないでしょう。



















































僕は、ちょっぴりドキドキしながら、しかし堂々と言いました。















    「買ってきたよ。」

















































    


















































    「誰があんた作れ言うた。」






















































一万円は取り上げられました。














妻によると、

僕のお小遣いは、二百五十歳までの分をすでに前借りしているそうです。







僕は、腐ったハマグリみたいにパカッと口をあけて聞いていましたが、

こうも続けました。





























今回の件は非常にたちが悪く、見過ごすわけにはいかないそうで、


二百五十歳を、二兆歳まで押し上げると言いました。
























しかも、ずるい事に木彫ケースは使っています。









三兆歳まで押し上げられるのではないかと苦情も言えません。








































僕は、またコツコツと彫刻を作って二兆歳からせいぜい百七十歳位までにしないといけません。



ですから、どうか、コウモリちゃんを買ってください。
















































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コウモリちゃんが売れたら、木彫ケースと一万円を取り上げた妻に威張るのです。


どうか、よろしくお願い致します。




























最後に、コウモリちゃんの踊る姿をご覧ください。

































































今日も来てくれてありがとうございました。

  1. 2012/04/11(水) 19:00:00|
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新作!木彫マリオネットの制作工程

 


 ある程度、彫刻家という渡世人家業をやっておりますと、

自分の芸が、知らず知らずのうちに出来上がってまいります。










なんか、『売れそうなモノ』が出来ちゃうのです。



そして『売れそうなモノ』は、まったく売れません。








そうすると、家で迫害を受ける事になります。


ましてや、作っていて全く面白くありません。




つまらなくって、ボンヤリしちゃいます。












































自宅で万引きしているようなモノでスリルが無いのです。











ですから、

たまに、わざと凄い不味い事をしてみます。














『芸』の風通しを良くするためです。








































新しいマリオネットのために、高価な木を使って木取りしました。












そこに、渾身の大暴投デッサンを描き込みます。↓





























































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我ながら、「不味い事になった…。」と思いました。


変態のおじさん、

つまり「変なおじさん」のマリオネットになってしまいました。

























しかし、そう簡単に反省してはいけません。

ここが、落とし穴です。


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真面目になることで、人を感動させるわけにはいきません。

真面目な人が生活を賭けて一生懸命やればやるほど、

不幸にして作品はつまらなくなるのです。


































とは、言うものの

もの凄い不快な顔を、何とかしなければなりません。


夢中で彫り進めました。






































ここで、僕は、まんまと楽しくて仕方がなくなるワケです。




















とりあえず、変態度を高めていた猫耳を消して、目を描き入れてみました。


ためしに、ちょび髭も描き入れます。

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眉毛やシワも描いてみます。




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身体も少し彫っていって、様子をみてみます。




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ふてぶてしい佇まいで、なかなか良い感じです。




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手足のフォルムをもう少しつめていきます。

デッサンしては彫り、デッサンしては彫りの繰り返しです。

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横にある木の塊に、ヒョイと首だけのせてみました。

















































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「ほれ、舟越桂。」



と、妻に見せました。


































満面の笑みをたたえながら、








「よしな!よしな!」







と、言ってきます。

















世界的な彫刻家である舟越桂先生の作品に、『午後にはガンター・グローブにいる』

というタイトルの作品があります。



先生の作品は、詩的で長いタイトルというのがひとつの特徴です。







































































































これは是非、僕もやってみたい。












































ですから、僕の作品のタイトルはこうです。

















































『午後には元旦暴走、野球のグローブを買う』

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そんなこんなで、


全体の感じが見えてきました。 

タイトルが『午後には元旦暴走~』では長すぎるので、『コウモリちゃん』とします。
























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コウモリちゃんの化身という事です。




今回は、長靴をはかせることにします。

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座らせてみても、いい感じです。


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しかし、何か、もう一押し足りない気がしてきました。


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ちょっと離れて観察し、考えてみます。

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最初はこんな風でした。

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写真だと、ただの木の塊から、あっという間に出来上がりますが、

実際は、ゆっくりゆっくり地味に進んでいきます。







ノミとハンマーで形を出していきます。

まずは、荒彫りの様子から。↓












































次は、細部の彫りの様子です。↓

































































ところで、

色々考えながら観察すると、首の空間が間延びしているように見えたので、首輪をつけました。


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なにか襟のようにも見えますし、おかげで全体が締まった感じがします。

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腕をつけ、自立させて様子を見ます。



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「こっち見んな。」
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手をどうするか悩みます。
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手袋をはめているようにするか?素手にするか?
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作品の真ん中には『おちんちん』という準主役がいます。
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そのワキに『素手』があったほうがより、見ごたえがあるのでは?と考えました。
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いつも思うのですが、

マリオネットを立たせると不思議な気配を感じます。


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彫刻とは別の魔力がマリオネットにはあるようです。

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ここでいったん中入りです。



コウモリちゃんを二匹彫りましたので、その制作工程を。

















































まずは、荒彫りの様子から。↓







































荒彫りが済んで、だいたいの形が出来上がりました。

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細部を整えていきます。
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だいたい出来ました。あとは顔だけ。
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彫りが終了です。後ろからコウモリちゃんが、じとーっと見ています。
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着色に入ります。

まず全体に薄く白を塗ります。

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身体を黒くして、

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金色を重ねます。
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頭巾を赤く塗ります。
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全体の色彩に変化をつけて深みを出します。
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後ろ姿はこんな感じ。コウモリちゃんの一番の見どころです。
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「おー、お前ら。出来たのか―。」

「はい!おかげ様で!」
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サインはお尻に入ってます。

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鑿跡を際立たせる細工をします。

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また一段と深みが出ました。
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最後に蜜ロウで磨いて光らせます。
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完成です!


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さっきから後ろで、チョイチョイうるさいので一緒に記念撮影。






















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お腹はいつもより余計に出しております。
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そして、ご存じちくわ一門との記念撮影です。

































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今回のコウモリちゃんも可愛く仕上がって気に入っています。

二匹はそれぞれの嫁ぎ先へ、元気にはばたいていきました。

























































ところで、


こんなのも同時に彫ってます。





















ハシビロコウという鳥です。
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以前、僕が作った『馬と少年』の少年を修復中、

ふと、ハシビロコウを隣に置いて見たら凄く良かったので、写真をパチリ。↓




















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コウモリちゃんも手伝ってくれます。

やはり、手袋をはずしてあげないとやりにくいみたいです。顔がそう言っています。










































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そんなこんなで、

コウモリちゃんが、手袋をはめているようにするのは止めて、素手にしました。



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次にコウモリちゃんの顔を彫っていきます。

向かって右の眼は彫ってます。左の眼はまだです。
















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両方の眼を彫りました。しわも作ってだいぶ表情が変わってきました。



















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さらに細かく彫って、お化粧して様子を見ます。
























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最初に比べて、まるで別人のようです。

ムスッとしている中にも、可愛らしさがホンノリ薫っているように感じます。


どうなる事かと思いましたが大成功です。


































ここから、さらにさらに彫り倒していきますが、続きはまた次回に。
















どんな『コウモリちゃん』になるか?

お楽しみに!







































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今日も来てくれてありがとうございました。
  1. 2012/03/13(火) 10:59:01|
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いもむし君の神様

 木彫マリオネット

いもむし君の神様。





彫りが終わったので、着色の工程です。







同時に、火星人とUFO、龍くんも塗っていきます。

まず、ベースとして白を薄く塗ります。

火星人とマリオネット着色 001


その次に、青みをかけます。


火星人とマリオネット着色 002


同じく、火星人とUFO、龍くんにも青を薄く。


火星人とマリオネット着色 003


その上から、赤を重ねます。


火星人とマリオネット着色 004


つぎは黄色です。


火星人とマリオネット着色 005


そして、緑をかけたところ。



火星人とマリオネット着色 006


いもむし君の神様ですから、やっぱり緑の肌です。

さらに、色々な色を塗って変化をつけていきます。


火星人とマリオネット着色 007



だいぶ、色彩に深みが出てきました。




火星人とマリオネット着色 008



まだまださらに攻めます。


火星人とマリオネット着色 009


明るい緑を塗ります。


火星人とマリオネット着色 010


もう1回、色を落ち着かせます。


火星人とマリオネット着色 011



さらに変化をつけて、より立体感が増すようにします。



火星人とマリオネット着色 012


まだまだです。もっともっと良くします。



火星人とマリオネット着色 013






とにかく色んな色を沢山使って、なんとも言えない色彩にするようにします。









ようやく着色終了です。

こんなもんで、いいでしょう。





火星人とマリオネット着色 014


神様は重厚に、火星人と龍くんはトンマに塗れました。


火星人とマリオネット着色 015





そして、いよいよ


眼を描き入れます。






































火星人とマリオネット着色 016




神様の瞳ですから、なんでもお見通しの眼になるように

ちょっと人間離れしたデザインです。



火星人とマリオネット着色 017




これで、着色は終了です。




火星人とマリオネット着色 018



次に、







眼球を濡れた感じにするために、ガラスコーティングをします。


火星人とマリオネット着色 019








あとは、組み立てですが、


ここで、ちょっと中入りです。


















































話はガラッと変わりまして、先日、



敬愛する彫刻家の一人である、舟越桂先生の新刊を読みました。


『個人はみな絶滅危惧種という存在』というタイトルです。

副題は『彫刻家・舟越桂の創作メモ』。

火星人とマリオネット着色 020


制作に際して思いついたことや、

感じたことを書いたメモを公開している本です。


火星人とマリオネット着色 021

たぶん、アトリエで走り書きしたものでしょう。

火星人とマリオネット着色 022

とても、深い言葉が沢山あります。

僕は夢中で読みふけりました。

火星人とマリオネット着色 023



「アトリエは迷いの場であり、迷うから道を探す」


なんて、カッコイイですし、なるほどなぁと思いました。

































しきりに感心している僕を見て、






   「あんたも書いとるやんか。」







と、妻が言ってきました。





















そうなのです。

僕も『創作メモ』があるのです。


それも大量に。


アトリエで制作途中、気づいた事、感じた事などを走り書きしているメモが。












ほとんど、しょーもないタワゴトなのですが



今回は芸術的な言葉を厳選して何枚か紹介していきます。





   「いつもふざけた調子でコイツは本当に芸術家なのか?」






と、薄々思っていらっしゃる方が大多数だと思います。





ちょっぴり恥ずかしいですが、その考えを覆したいと思います。






たいした言葉ではありませんが、

僕が毎日アトリエで苦闘して出た言葉ですから嘘はありません。


乱筆ご容赦ください。↓



















































































創作メモ 001



創作メモ 002


創作メモ 003

これは、僕が将来なりたいものベスト3を書いたメモです。

3位は、もはや人間ではなく犬です。








人間、夢とは程遠い生活をしているものです。























創作メモ 004


創作メモ 005

これを言いたいんですが、まだ言った事がありません。


















創作メモ 011



創作メモ 006

『何階おじさん』の話はとても面白いと思うのですが、誰に話してもポカンとされてしまいます。





























創作メモ 007

創作メモ 010





創作メモ 008























創作メモ 009














制作中は色々な事が頭をよぎります。


何をメモして、何を忘れるのか。

芸術とは。人生とは。家族とは。






基準は分かりませんが、僕がピンときた言葉であることは間違いありません。



これらの言葉に、生きるヒントが詰まっている事もあるのです。

































ちょっとカッコイイ感じになってしまったので、

いつもの調子にもどしましょう。


















『火星人とUFO』と『龍くん』が完成しました。↓


























火星人とマリオネット着色 025


火星人とマリオネット着色 026

ものすごい短い龍ですが、なかなか可愛く出来ました。


火星人とマリオネット着色 027


火星人とUFOも、気に入っています。


火星人とマリオネット着色 028


タコと火星人を作り分ける苦悩みたいなものが、じわじわ出ていると思います。


火星人とマリオネット着色 029


僕にしては、ずいぶん哲学的な作品になりました。


火星人とマリオネット着色 030
















交通事故です。↓








火星人とマリオネット着色 031




一緒に記念撮影。


火星人とマリオネット着色 032


龍くんも入って記念撮影。


火星人とマリオネット着色 033





「UFOの保険の等級が下がるから示談にしてください。」

火星人とマリオネット着色 034


「いいよ!」

火星人とマリオネット着色 035


「ポカーン。」

火星人とマリオネット着色 036


「もう1回ひいてもいいよ!」

火星人とマリオネット着色 037
























ちくわ一門との記念撮影。↓




























火星人とマリオネット着色 038


とうふ君、いい帽子をかぶってます。










いつものやつです。↓
































火星人とマリオネット着色 039


火星人とマリオネット着色 040



こんな人いますね。









































と、言うようなわけで。








『神様』の制作工程にもどります。












くちびるを濡れた感じにするために、ラッカーを塗ります。



神様 001

コントローラーも作って、すべてのパーツが揃いました。


神様 002


ノミ跡を際立たせる処理をして、




神様 003

蜜蝋で磨きます。


神様 004


関節部の棒を入れて、

神様 005


自由に動くようになりました。

神様 006





そして、各部を組み立て


コントローラーをつけ、糸を張り



完成です。↓


























































神様 007


神様 008


いもむし君の神様ですから、いもむし君を首からぶら下げています。


神様 009


神様 010


神様 011



神様 013


神様 014



ステテコを着ている神様です。

神様 015


神様 016


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頬が赤いのは、ビールを飲んでいい調子になっている様子なんです。


神様 018


神様 019


後姿も間抜けな可愛さが出ています。

神様 020


神様 021


神様 022


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神様 024


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いもむし君の首飾り、さすがに良く似合っています。

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取り外して、実際に首飾りとして使えます。


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神様 059


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神様 061


神様 062


神様 063


神様 064


神様 065


神様 066


神様 067


神様 068











一緒に作った『火星人とUFO』、『龍くん』と記念撮影。




































神様 069


神様 070



神様ちょっと嬉しそうです。

神様 071


神様 072




































ちくわ一門と記念撮影。↓




























神様 074


さらに嬉しそうです。

神様 075


神様 076


影が抽象彫刻のようです。

神様 077


神様 078


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サインは右足の裏に彫りました。

キチンと、「タカオキ」と真面目に彫りました。

神様 083





この『神様』を、


神様 084


展覧会に出品します。

神様 085






12月17日(土曜日)から12月25日(日曜日)まで、

三軒茶屋にほど近い、東京世田谷上馬での展覧会です。


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平八ギャラリーの営業時間は12時から19時です。21日(水曜日)はお休みですのでご注意ください。








僕は、17日(土曜日)と18日(日曜日)だけですが会場につめております。


隅の方で、もの欲しそうな顔をしているのが僕ですので、お気軽にお声をかけてください。















シド工(しどこう)グッズも販売しますので、宜しくお願い致します。

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最後に、『神様』の踊りを御覧下さい。↓

































































































神様 087










今日も来てくれてありがとうございました。
  1. 2011/12/09(金) 15:05:00|
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女の子 と 大男 が展示販売されます。

 先日、完成したばかりの

このマリオネット。

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『女の子と大男』が、

東京の飯田橋にある、パペットハウスさんで、展示販売されることになりました。


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飯田橋の駅(東口)をおりて徒歩2分。こんな看板が出ています。

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そこを曲がってすぐの所にパペットハウスさんがあります。

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階段を上ると、大小さまざまな、マリオネットが所狭しと並んでいます。

ついに、『女の子と大男』も仲間入りです。














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僕が以前作った、『ハシビロコウくん』も、こちらに里子に出したのです。

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その時のブログ記事を、まずは読んでみてください↓

        ハシビロコウくんが展示販売


























そんなこんなで、パペットハウスの御主人と奥様、『女の子と大男』とで記念撮影です。







































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妻が、僕の後ろで笑わして撮影するという恒例行事です。

めちゃくちゃイイ写真に撮れました。




いつも僕は、

後ろで妻がどんな事をしているのか分かりません。







どんなギャグをしているのか気になりますが、なんだか怖いので聞きません。



































紙にマジックで、『こいつはバカです。↓』

と、書いて掲げていたらどうしようと思うからです。











































『大男』はこの通り、デカイです。


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ぜひ、『女の子と大男』を見に、パペットハウスさんへお越しください。

素敵な御主人と奥様が、目の前で『女の子と大男』を動かしてくださいますので。

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よろしくお願いいたします。













































先日、

『女の子と大男』を撮影し終わって、写真をチェックしていて気づいたのですが、




(この写真です↓)















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『大男』の方のサインが、「タカオーケー」になってしまっています。


アルファベットの I (アイ)を、彫り忘れていました。



「タカ、オーケー」っていうのがちょっと気にいってしまい、

芸名にしようかと思いました。
























































と、いうのは嘘で、












いまさら I (アイ)を彫るのが面倒臭かったのです。





































「タカ、オーケーっていいね。このままにしようかね。」


「タカ、ノーだったら駄目だったけど、オーケーじゃしょうがないね。」


「この、I(アイ) を、彫り渋る感じが、たまらないよね。」
























と、僕は妻に言いましたが、ちゃんとやれと言われたので、




ちゃんとI(アイ)を彫りました。


















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字に金色を差してしまうほど、ちゃんとやりました。





























































話はかわりまして、先日…。













    





























     「ぎんシャリ、ぎんシャリ…。」








と、

妻がつぶやきながら、僕の古い下着類をゴミ袋に入れていました。














最近、お寿司を食べさせてないので、『断捨離』と間違えている訳ではないはずです。






















僕は、下着類を、かなりボロボロになるまで着用します。

生地が薄くなり、柔らかくなるので大好きなのです。




みっともないから、よしなさいと言われますが、

捨てずに、はいていました。

















































ですが、


今回、妻の『ぎんシャリ』によって大量に捨てられてしまったのです。


































パンツが無くなってしまいました。





苦情を言ったら、パンツを買ってきてくれることに。






























僕は、新しいパンツが今日帰ると、家にあるんだと思ってウキウキです。


どんなカッコイイパンツを買ってきてくれるのだろう?と、楽しみでした。














家に帰ると、

テーブルに、買ってきたパンツがこう置いてありました。





















































































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僕は苦情を言いました。

なぜ、こんなことをしたのか。

小学生じゃないんだから、白いブリーフはないだろう。


など、たくさんの苦情を言いました。














妻は、










































    「あんたが土左衛門になっても良いようにや。」
















と、半笑いです。























僕は納得いかず、なおも苦情を言うと、

















































    「風の強い日に干すで。」











































と、言われたのでそれ以上苦情を言うのは止めました。
































































どうか…。






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どうか、『女の子と大男』を買ってください。













そうしたら僕は、新しいパンツを買えるんです。























































































今日も来てくれてありがとうございます。











  1. 2011/10/18(火) 15:52:52|
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女の子 と 大男

よちよち制作していた『動く彫刻』、


木彫のマリオネットがついに完成しました。







前回は、こんな感じで終わりました。↓



















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頭と胴体の彫りがほぼ終わって、

あとは、手足をみっちり仕上げたらオッケーというところまででした。









では、




手足の彫り、着色から完成へと沢山の写真とともに

制作工程をみていくことにしましょう。






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女の子の手を彫っているところです。




荒彫りのザックリとした段階から、もっと細かい面を出していきます。














こんな感じまで彫ります。





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続いて、足を仕上げていきます。




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こんな感じです。

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彫りあがったので、仮組みしてみます。










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まぁ、だいたい、いいかなぁ~と思います。







次は、大男の手足です。



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話は変わりますが、


この工程あたりで僕は新しい彫刻刀を手に入れました。
















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ちょっくら、さしさわりがあるといけませんので、場所は伏せますが、

東京の三軒なんとか屋にある、土田なんとか店さんという刃モノのお店で買った

『清忠』(きよただ)の印刀です。




『清忠』の刃モノは、もう手に入らない貴重なものです。(廃業してしまわれたのです。)




研いで彫ってみたら、それはもう、素晴らしい使いごごちで、ビックリしてしまいました。







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この『清忠』を使って、大男の手足を彫ったところです。


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こんな感じで仕上がりです。

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これで、すべてのパーツが完成しました。


6月から作りはじめて、やっとこさ仕上がりました。



仮組みして、記念撮影です。












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これが↓


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こうなるわけです↓

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ただ単に、ノミや彫刻刀で彫っていっただけですが、自分でも不思議に思います。

僕の単純な思い込みでしょうが、作業していくうちに、





「あっ、今、魂のった。」






と、いう瞬間があるのです。


でも、それは、なかなか最後までのっていてくれないもので、


捕まえておくことが出来ません。


油断するとスルリと簡単に抜けていってしまうように感じます。






この作品は、ガッシリ捕まえられたかなぁーと、





少し、内緒で、自惚れます。

















次に、この彫刻を動かすためのコントローラーを作ります。




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旋盤で削り出して丸くした部分が握りです。






板を四角く切って、差し込みます。


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3ミリの鉄棒を曲げて、先端に差し込みます。

ここに、手の糸が通るわけです。


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コントローラーが出来たので、



いよいよ、本体の着色をしていきます。











まず、全体に、薄く、白を塗ります。




















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その上から、青を重ねます。



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静脈の位置に塗るのがポイントです。

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こんどは、肌色を薄く重ねていきます。


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大男の方は、人間に近い肌色に。


女の子の方は、青みがかった肌にしようと思います。




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異形の大男が、実をいうと普通で、女の子がちょっと異質な風貌にしたかったのです。



















僕が以前作った、『ハシビロコウくん』です。↓

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この、ハシビロコウくんの肌の色に近くしようと思います。













女の子は、ハシビロコウくんの妹だったという設定です。




異形の兄を持つ、女の子はやっぱり異形の男に恋をしてしまったのです。





血が騒ぐのでしょう。よくわかります。













僕の家も、

よせばいいのに、彫刻家が5代続いてしまっています。



























グッと青くする前に、両方に赤みをつけておきます。




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その赤みの上から、青を重ねます。

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大男は、黄色を重ねます。

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二人の差がハッキリしてきました。

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眼球を白く塗り、細部にいろんな色を足していき、

深みを出していきます。

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少しづつですが、変化していきます。

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お化粧をほどこす感じで、仕上げていきます。

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だいぶ、深みとリアリティーが出て来ました。


いよいよ、瞳を描き入れることにします。

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この作業は、すごく緊張します。

瞳を描くと、急に人格が宿る気がするからです。

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女の子は、ちょっと人間離れした感じにしました。


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大男は、人がよさそうな感じになるようにしました。


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これで、着色の仕事は終わりです。



最後に、ノミ跡のエッジを、際立たせるため

少し色をのせます。




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これでより一層、形が見えやすくなると思います。


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唇のテラテラ感を出すために、

クリアーのラッカーを塗ります。






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眼球の濡れた感じも、液体ガラスを塗って表現します。

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瞳を描いて、目の玉を光らせる作業が終わると、

いつも、なんだかさみしくなります。





この時から、この二人の生命のスイッチが入って

もう僕のモノじゃなくなる気がするからです。




生みの親である僕を置いて、トコトコよそに遊びに行ってしまう感じと言うか…。

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全体を、蜜蝋で磨いて、ツヤを出します。






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適度なツヤ感が、肌の油を感じさせてくれます。



その下に、血が流れているように思えれば、成功です。



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いよいよ、組み立てです。








木の丸棒を、関節に差し込んでいきます。


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修理の事を考えて、接着はせず


手で着脱可能です。




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これで、関節はつながりました。








あとは、鉄棒を頭部に差し込んで、コントローラーを付けて

手足に糸を張り、完成です。
















































アトリエに立たせた姿を




モノクロで撮影してみました。
















しばらくご覧ください。↓
























































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光がキレイだったのと、なぜか表が静かな日でしたので

とても幻想的な雰囲気のアトリエでした。










僕は、長い間、ジーッと二人を眺めていました。































そろそろ、キチンと撮影するために、二階の「シドロモドロ撮影所」に移動です。



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撮影所といっても、ただの部屋ですが。






ここからは、カラーで撮影です。














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二人の名前を、決めなければいけません。

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彫刻のタイトルはいつも困ります。

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僕はいつも、たいがい「~くん」にしちゃいます。

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なんかもっと文学的なカッコイイタイトルをつけて脅しをかければよいものを、

いつも「~くん」か、いいとこ「~ちゃん」です。











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「おちんちんくん」はどうでしょう?























妻は「よしっ。それでいこう!」











と、元気ハツラツに言いましたが、やっぱり止めておきます。



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足の先がちょっぴり上がってますが、

これは歩かせる時に、この方がスムーズになるからです。




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今回、おちんちんと手が、とても良く彫れて気に入っています。




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ひざの裏はこうなっています。

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そうそう、名前を決めなきゃいけません。


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僕は、めんどくさいから、大男と女の子でいいと思いましたが、

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一応、妻に相談してみました。

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「おちんちんくん以外でなんかないかね?」と聞きました。

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たぶん「おちんちんくん」を却下されたのが、気にくわなかったのでしょう。

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「タッキー&翼」「のいる・こいる」「ヒデとロザンナ」など適当なことばかり言います。

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ですから、もうあきらめまして、

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『女の子』と『大男』にします。





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シンプルが一番です。

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「ビビっておちんちんくんと名付けられない腰ぬけ」と妻に罵倒されてもいいんです。





作品が良ければいいんです。




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女の子の顔は、憂いのあるイイ表情に彫れました。


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妻は、ちょっと僕に似ていると言います。
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大男の顔は、少し苦労しましたが、その分魅力的な異形顔になったと思います。

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優しそうで、間抜けで。気に入っています。

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座らせてみました。



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ちょっと、ワイルドに。

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なかなかの男前です。

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立ちポーズもさまになってます。

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だんだんハンサムに見えてきました。

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この大男を材木から木取りした時、

余った材料で作った作品があります。




ですから、大男と同じ木から生まれた兄弟です。

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それが、こちら。



『さやいもむしくん』です。


兄弟の記念撮影。

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兄弟初顔合わせです。

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いもむしくんも大男も嬉しそうです。

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ところで、この落差を見てください。












これでは信用されないわけです。


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こうなってくると、うちの「ちくわ一門」とも記念撮影がしたくなってきます。








まず、「ちくわ」と「おたまじゃくしくん」を乗せてみました。


































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なにかの罰ゲームみたいです。


























一門全員、乗ってもらいました

































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「ちくわ一門」は、楽しそうですが、


大男は、こころなしか涙目です。



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芸人のツライところです。

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一仕事終えた後の男の背中です。



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「もうこんな仕事させないでください。」と言っているみたいです。

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女の子は、異形の者『ハシビロコウくん』の妹ですから

ずいぶん人生苦労したはずです。



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悩み多き女の子の雰囲気が出せたと思います。

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さて、



大男もやった仕事ですから、キチンとやってもらいます。







































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これ、泣いてませんか?
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「助けて!」

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「変な男にヘンなもの持たされるの!」
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「し~ん…」
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「えっ!?」
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「なんなの!こいつ!?」
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「なんなのよ~~っ!!!」
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「どうしたんだい?」
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「まぁまぁ、ええやないか。」
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「そうね。」
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「あいつは気持ち悪いけど、僕らを作ってくれた人だよ。」
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「いつも脅かされていて可哀想なヤツなんだよ。」
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「ちくわを頭にのせるくらいは我慢しようや。」
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「そうね。」
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「あたし、あやまってくる。」
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「ぼくも一緒にいってあげるよ。」
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「ゆるしてくれるかな。」
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「やっぱり行くのやめようかな。」
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「じゃ、やめようか。」
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「こらーー!!」
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「空手チョップよ!」
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「ちょっとあんた。」
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「なんでそんなんゆうた。」
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「行かんでいいかなと思って。」
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「そうね。」
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「あたしちょっと野暮用思い出した。」
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「えっ?そんなのいいでしょ。」
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「そうね。」
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「やっぱりあやまりに行こうよ。」
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「やめたん違うんかい!!」
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「あんなアホにあやまること無いで!」
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「違う。それは違う。」
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「違うことあらへん!」
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「いや、そうじゃないんだ。」
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「人間、スジっちゅうもんがあるだろ。」
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「わかるね。」
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「し~ん…」
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「えっ!?」
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「えっ!??無視?」
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「ええっー!?」
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「…わかったわ。」
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「そうかい、ありがとう。」
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「さあ、もういっぺん、ちくわ乗せにいくわよ。」
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「はぁ~、またやるのかぁ。」
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「それがあたしたちの生きる道よ。」
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最後に、二人に踊ってもらいました。



ご覧ください。


























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今日も来てくれてありがとうございました。
  1. 2011/10/12(水) 16:25:30|
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