夏のある日、風呂から上がってみると、夕食用のうなぎ一皿分がねこにやられています。
妻が 「アンタの分のうなぎがやられた!」と大騒ぎです。
しかたなく、塩辛とサラダでビールを飲みました。
美味そうにうなぎを食べているのを見ながら、僕はこう言ったのです。
「同じ皿なのに、ねこは、なぜ『僕の』だと分かったのだろうか…。」

楠で制作した、ちょっと昔の作品です。等身サイズです。

今見ると、下手くそだなぁ。と思いますが、妙な愛着はあります。
モデルのうなぎ泥棒。

猫愛好家の間では、この寝方を『ふて寝』と言います。
今日も来てくれて、ありがとうございます。
梅雨が明けたら、うなぎを食べます。
- 2010/06/14(月) 21:50:21|
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去年の12月の事です。
『北の動物大賞展』というコンペで、大賞をいただきました。
僕はシロクマを作りました。
サイズは柴犬ぐらいです。
柴犬のちょっと大きな奴くらい、 …ややこしいですか。

クスノキです。
10個の木をくっつけてあります。




やっぱり嬉しかったです。
なにが嬉しかったって、周りの色んな人がいっぱい喜んでくれて、
それが1番、嬉しかったです。
今日も来てくれてありがとうございます。
- 2010/05/24(月) 22:14:41|
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シドロモドロ工作所の、
ロゴマークは『芋虫』です。
何年か前に彫った作品でお皿の上に乗った芋虫君があります。
それが妙に気に入ってしまいまして、名刺やら、書類やら、Tシャツやらに
図案化して使用しています。
このモチーフは色々な形で作品にしましたが、コレはその一つです。

大きさはコレくらい

壁に掛けられるように金具が付いています。

ですからナイフとフォークは固定してます。しかし着脱は自由にできるように。

芋虫本体も着脱自由です。
壁に掛けるとこんな感じです。

絵画は妻の作品。オムライスの油絵が僕のお気に入りです。
ズラッと並んで箱に入った芋虫君がみえます。
寅さんフリークの僕は柴又に行って草団子をつまみにビールをのみます。
全く合わないのですが、粋がって注文します。
まずそうに草団子を頬張りビールで流し込み、サッと帰るのが作法です。
なかなかオツなものです。
『草団子ビール道』を稽古中、
草団子が芋虫に見えてきてしまい、うっかり作ってしまったモノです。
このシリーズにはキャッチコピーのようなものがありまして、
『芋虫君、早くチョウチョになって逃げろ!』
というものです。
キュンとくるモノがあって僕は気に入っています。
今日も来てくれてありがとうございます。
- 2010/05/22(土) 16:35:28|
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前回に続き、
ウサギとタヌキの工程です。
発色が良くなるようにと、ベースに白を塗ります。

…で、色々な事をして完成です。


僕は動物の後ろ頭に何か…、可笑し味のようなモノを感じます。
猫でも犬でも、後ろ頭が妙にトンマで面白いなぁーと思います。


この2体、アメリカに嫁ぎました。
今日も来てくれてありがとうございます。
後姿がうまくいったなぁーと自画自賛して終わりにします。
- 2010/05/19(水) 08:27:08|
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ちょっと前に、
タヌキとウサギを作りました。
その制作工程をご覧ください。
最初はこのような木のかたまりです。 楠です。

ジーっと眺めていると、ボヤぁ~っと見えてくるのです。中にウサギとタヌキが。
それを出してあげるのです。
…と夏目漱石が『夢十夜』の中で運慶に語らせています。
かなりロマンチックな言い回しですが、仕事中、実際にそう思える時があるものです。

眺めていると、尻尾が足りないので、別の材をたします。
ウサギとタヌキの周りに付いている余分な木をとってあげます。

キザなセリフですが、そんなふうに思える時があるのです。

だいぶ、出てきました。 キレイに取ってあげたくて色々な形の彫刻刀を駆使します。

まだまだ…。
あっ。 出た。
と思ったら止めるようにしています。

色をこれから塗って、仕上げていって…
…と、ここからが面白い!
続きはまた次回。
今日も来てくれてありがとうございます。
- 2010/05/16(日) 20:38:35|
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