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シド工日記 (しどこうにっき)

仏師の流れをくむ彫刻一家にたまたま生まれ、私自身は5代目の彫刻家です。田島享央己(たじま たかおき)と申します。美術界の「フチ」にかろうじて手をかけている者ですので、どうかご存知のない方はこれを機会に覚えていただけると嬉しいです。

個展のお知らせ

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You’ve Got a Friend

2023年 11月3日(金曜日)~11月18日(土曜日)

11:30 ~ 18:30


月曜休廊

入場無料


東京  gallery UG Tennoz

〒140-0002
東京都品川区東品川1-32-8
TERRADA ART COMPLEX II 2F

東京臨海高速鉄道りんかい線天王洲アイル駅
「B出口」より徒歩8分
東京モノレール羽田空港線天王洲アイル駅
「中央口」より徒歩11分


※ギャラリーへの道のりはコチラの過去記事をご覧ください。

道案内



出品作品についてや、 価格 予約等のお問い合わせはコチラまで

Contact









更に、


同時開催



TAKAOKI TAJIMA SOLO EXHIBITION

2023年 11月4日(土曜日)~11月21日(火曜日)

Come and Get it



京都 蔦屋書店 6F 高島屋本館側展示スペース






















色々あります。

来てのお楽しみです。







彫刻家の眼というのは客観性の塊です。

もう1人の自分が月のような位置から地上の自分を眺める習性があるのですが、自分の子供が1番可愛いです。

そして、今回の出品作品群は最高です。

乾いた心が沁みるように温かく潤い感動にハンカチを濡らします。

胸が激しく波打ち膝が訳もなく震えますから来てください。










作品を購入して

“無駄遣い”などと家族に馬鹿にされ落込むのはせいぜい1週間。

購入時にパックリひらいた額の傷の治癒がせいぜい2週間。

これさえ乗り切れば作品は生涯貴方の側に居て心をホカホカにしてくれるのです。




芸術作品は必要な物ではないかもしれない。

ただ、仕事から帰り、部屋の明かりをつけて、私のトンマな作品があったら、

あまりの馬鹿馬鹿しさに鞄を投げつけたくなる衝動に駆られるでしょう。



芸術とは生きる力を育みます。そういう意味で必需品なのです。





「一生言う事聞くから!一生言う事聞くから!な?な?な?」

と、家族に涙ながらにお願いして作品を購入後、

「そんな事言ってねぇし」とキレれば大丈夫です。











私も、パリコレや米騒動、パンケーキ食べ歩き、TikTokの撮影(南京玉すだれ)、

ツチノコの捜索、暴走族 、紅葉狩り等で忙しいので、少しだけになってしまいますが在廊します。


『歌えない、踊れない、可愛くない、汚い、需要がない』の5拍子揃ったおじさんに会ってもしょうがないでしょうが、

頭皮の調子が良ければ在廊します。(SNS等で告知します)



ご時勢ですので、私が柔道着と鉄下駄を履いて登場後

素っ裸になって実演するでお馴染みの時代錯誤大人気企画、『振る舞い全裸刀削麺』は残念ながら今回は中止です。







私は、『頭のおかしい文章を書く』 イメージがなぜか強く、皆さん非常に警戒されていることと存じます。

しかし、実際に会った方は「普通のちょっと汚いおじさん」口を揃えて仰いますので安心してください。



「わしのお絵画は芋かもしれんが、旅の風下に立った事はいっぺんもないんで。」

と、ドスを利かせた声で眉間に皺を寄せながらバーボン(麦茶)片手に言ったりしますので、

アハハハハ!という音を口から出して下さい。









在廊中は書籍をお持ちくださればサインします。



欲しい方は合図として


紙袋とワンカップを持ち、足の甲にカメラが上向きになる様にスマホを固定し、

なるべく挙動不審を装って会場をしばらく徘徊していてください。

警備員に変装した私が「ちょっとこちらへ」と連行としますので、一旦、暴れてください。

押さえつけて事務所で一旦コッテリしぼるプレイをしますので

素直に謝り、一旦外に出ます。五分後ニヤニヤしながらまた現れ

私であろうおじさんに近づき、

「ヘチマに屁ェかけたような面してますねェ~。」と言ってください。

一旦、わざと怪訝な顔をしますので、

「梅雨時の犬みたいな臭いしてますねェ~。」と言ってください。

一旦、激昂したふりをしますので、

「あんたギャラリーで芸術を見る面じゃねェな。見世物小屋でろくろ首を見る面だよ!」と怒鳴ってください。

そうしたら逃げますので背後から「この人チカンです!」と叫んでください。






これが合図です。





ここまできて、初めて私は振り返り

ウインクをしながら、黙って親指をゆっくり立てます。






知らないおじさんだったら謝ってください。







展覧会というのは、

「会期は長いし、まあ、来週でいいか。」

と思いがちで、結局行かないことが多いです。


「あちゃー!18時30分終了だったのかー!!」

現地到着後 「月曜やすみかい!」

と頭を抱える人も多いです。



そうならない為のコツは 良く調べて すぐ行く です。


今すぐスケジュールに行く日を書き込んでください。


「そうね、あとで書き込もうかしら…。」

と思った貴方!

違います。今すぐです。









散歩がてらに見に来てください。

よろしくお願いいたします。









出品内容は

タコやイカが殴られて墨飛沫をあげるViolenceシリーズと

Rockシリーズの全作品が勢揃いする最初で最後の機会です。



どう思って欲しいのか皆目見当もつかない自尊心の迷走状態を体現しているアホの魂フルスロットル!

絵を見た妻に「おまいさん幾つになったんだい?」と言われたでお馴染み、

渾身の『リズムand暴力』を是非是非見に来てください。





新作彫刻、100号~120号の大作ペインティングから小脇に抱えて全速力で走れば逃げ切れる可能性が高い大きさのものまで

バラエティーに富んだラインナップです。







だからと言ってやらないでください。 

周りの人全員がカメラを持っている時代です。

饅頭を二つに割っている蛸を持って必死の形相で走っているトンマな姿を撮影、SNSにアップされた上、

夕方のほっこりニュースで半笑い報道されてしまいます。

キャスターに

「なんでこんな物盗んだんですかねぇ(笑)

と小粋なコメントをされたら、私は悔しくて泣いてしまいます

























わたくしも、家に帰れば腹を空かした幼な子と

お腹いっぱいでソファーに寝たきりで私に対して警察犬訓練所の教官風口調の妻がおりますので

何卒宜しくお願い致します。









「電車賃使ってまで来るんじゃなかった。」 

と、後悔はさせません。


















たぶんしないと思う。
























しないんじゃないかな。







ま、ちょと覚悟はしておけ。

























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  1. 2023/10/08(日) 15:56:07|
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モネの時代に製造された水彩紙

 日本における石版画職人の第一人者でお馴染み、


摺師の尾崎正志さんから小包と手紙が届いた。


尾崎正志版画工房に石版リトグラフを描きに行って数日後の事。



その手紙がめっぽう面白いので我慢が出来ず

尾崎正志さんに許可を得て公開。









『 田島享央己さんへ


先日はお疲れ様でした。


本日は田島さんへの細やかなプレゼントを贈ります。

先日手渡しで持ち帰って頂く事も考えたのですが、移動の負担にもなると思い郵送する次第です。


お送りした紙は2種類。ともに水彩用紙です。


この水彩用紙は、1974年に1週間ほどロンドンの街を彷徨っていた時に見つけたものです。

アンティークショップの古地図棚の最下段にこの2種の紙がそれぞれ10枚ずつありました。


店主に尋ねると

「自分が先代から店を引き継いで50年になるが、開けたことが無かった。

古地図のケースだとばかり思っていた。」

とのこと。


ということは少なくとも1924年以前の紙ということになります。

画家モネの逝去は1926年ですから生前にはこの紙の存在を知っていたはず。






でも1914年に英国は第一次世界大戦に突入していますから

軍需産業の活動外で芸術方面の紙製造を行っていたとは考えづらいでしょう。

そして古地図棚の他の中身は明らかに19世紀の地図だから、

この紙を先代が仕入れたのは19世紀末以前は間違いない 

というのが店主との会話で得たものでした。


この紙は、紙の下辺に白透かしで 

TH SAUDERS という用紙会社名があり、

右下端に WATER FORD SERIES とエンボス刻印されています。

Thomas Harry Saunders という創業者名を冠した用紙メーカーは、

1840年に創業開始ですから、これ以後から1800年代末までに製造された紙である事は間違いありません。




帰国後は、しばらくこの紙の事は忘れていたのですが、

2001年に日本画家高山辰雄先生が開催される個展に水彩画を出品するので描いているが和紙では物足りない、

欧米の水彩紙を探したが今一つ水彩の滲み具合や発色が物足りないと嘆かれた事で

この紙の所持を思い出しマップケースから引っ張り出して提供したのでした。


この用紙シリーズは2000年時点も製造販売されているのですが、

高山画伯の言葉では、購入出来る物とは全く別物で実に気持ちよく絵具が染み込み

更に加筆にも表面が強く発色も素晴らしいとの事でした。


もちろん発表された『牡丹』の水彩画は素晴らしいものでした。


木炭で下絵を当たり、更にその粉を擦ったり、加えて水彩を与えるなどは田島さんにも共通している描画法でした。

田島さんにも喜んで頂ける物と思い提供する次第です。


製造の際に紙の繊維を繋ぐ『糊』を加える事をサイジングと言うのですが、

和紙の良質な物は『とろろあおい』という天然の植物から取る糊であり、

西洋紙の場合は『松脂』を使用して『ロジンサイジング』と呼ぶのです。


私は銅版画に使用する用紙がこのサイジングで硬い為に一晩程紙を水に浸す事で繊維をほぐす手間をかけます。


和紙はこの糊成分が原因で黴が生えますが、

西洋紙は保存さえ良くすると黴の心配はありません。



僕らは少しでも黴の発生した紙の状態を『風邪を引く』と言って嫌います。


今回お送りした紙は、この『松脂』成分が現代の物とは異なるのだと想像するのです。

保存も良好ですので時代を超えた風合いが生まれていると思います。


ロンドンでは2種の紙それぞれ10枚梱包を購入したのですが、

高山画伯に3枚ずつ。さらに義父の利根山画伯に3枚ずつ提供しました。


どうぞ使用してみてください。気に入らなかったらお返しくださいな。


それでは。


版画摺師 尾崎正志 拝  』














と、いう内容でした。


なんというロマン溢れる文章!


何べんも何べんも読みましたので暗唱できます。

写経も百巻に到達しそうです。








1840年から1800年代末に製造された水彩紙です。

これは私の大好きな

モネ、シスレー、ラトゥール、マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、

ルソー、ゴーギャン、スーラ、クリムト、ムンク、ロートレック、コロー、

ミレー、クール、カバネル、ブグロー も使っていた可能性があります。




読後、感動で血潮が煮えくり返ってぐんぐん頭へ逆上しました。








荷を解いて水彩紙を手に取る。














美しかった。

目眩を感じるほどに。


こんな貴重な、こんな美しい紙にはとてもじゃないが私には描けない。





意を決してこの紙の前に立ち、


筆を取った瞬間から怖さに足が震えた。




恐怖にさらされきった子羊の感覚だ。



畏れ多くて真っ青になり硬直してしまう。


暫く時が止ったかのように動けなかった。


小刻みな波のように、おののきが走り怒涛のような不安に怯えてしまった。










と、なるだろうなぁと思ったがニコニコ楽しく描けてしまった。







































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木炭、鉛筆、透明水彩を使用しました。





















普段はアルシュやファブリアーノ、キャンソン等を愛用しています。


『画材大好きおじさん』ですので今買える紙はほとんど試しました。

もちろん現代のサンダース・ウォーターフォードも使っていますが、これは明らかに違う!


他のどの紙とも似ていない。

表面は繊細で柔らかいのに強靭で全くヘタレない。水を良く含み発色も良いので最高に楽しく描けてしまった。










この紙は

あと、数枚ある。






楽しみで頬が火照り胸が弾む。



尾崎正志さんありがとうございました。

  1. 2023/03/29(水) 18:42:25|
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アートフェア東京の個展に来てください

gallery UG より出品します。

ART FAIR TOKYO

東京国際フォーラム

3/10 〜3/12

Booth No.N042 田島享央己個展

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ART FAIR TOKYOでの初めての個展です。

新作お彫刻と新作お絵画の乱れ打ち。



入場料はかかりますが、けっして後悔はさせません!






…たぶんしないと思う。

…しないんじゃないかな…。



ま、ちょっと覚悟はしておけ。










『歌えない、踊れない、可愛くない、汚い、需要がない』の5拍子揃ったおじさんに会ってもしょうがないでしょうが、

アートフェア東京の期間中は在廊予定です。

12日の最終日は個人的な理由で恐縮ですが、
南京玉すだれと全裸刀削麺の稽古があるので在廊できません。


電源が落ちて真っ暗になっているスマホをずっと凝視してニヤニヤしているおじさんが私ですのでお気軽にお声がけください。

わざわざ入場料を払うなら良い作品を見て心地よかった満足感があれば良いのですが、

入梅時に共同便所へ裸足で入って行って出た途端に金貸しに会った様な

心持ちになるんじゃないかと心配して居りますが来てください。




貴重な時間と入場料を使わせて、

『お彫刻』と『お絵画』を見せられても、怨みしか生まないと思いますので、

「ご高覧下されば幸いです」などと、すっとぼけた事なんか口が裂けても言えませんがご高覧下さい。




「このクソ忙しい最中、電車賃使ってまで来るんじゃなかった…。」などと、

嫌な心持ちになることは無いはずです。

たぶん無いと思う。

無いんじゃないかな…。

ま、ちょっと覚悟はしておけ。

などと、先日のグループ展でさだまさし風に言ったら、本当に私のお客さんだけポッカリ誰も来なくて

「皆さん素直に言う事を聞き過ぎぃ!」とジャーマンスープレックスホールドの様にのけ反ってしまいましたので、

素直に今から言いますので、皆様におかれましては、よく聞いてくだされば幸いです。


ご高覧下さい。



もしも、もしも、出来るコトでしたらば、作品を購入してくださいませませ。
(深く深く頭を下げる。目に涙を浮かべながら。)







私も、学生時代、墓参り、切手集めとホットヨガ、銀杏拾いをやっていましたから精神肉体共に強靭ですが、

小鳥を追いかけて森で迷子になるくらいの繊細さも持ち合わせております。

そこのところをよくご理解の上、ご高覧くだされば幸いです。



誰も見に来ない、売れない が続きますと流石の私もグレてしまいます。


おかわりしたのに残す、上履きのまま外にでる、水は出しっぱなし、入っちゃいけない芝生に入る、

等々歯止めが利かず、無軌道な生活をしてしまう恐れがあります。

何卒宜しくお願い致します。





来場して現物を見て購入を迷っている方は、一旦外へ出て、頭を強く2回鈍器で殴ってから再入場してくだされば全然大丈夫です。


もしくは、

「Eye of the Tiger」をあらかじめ携帯にダウンロードしておき、

首から下げたポータブルスピーカーで大音量で流しながら私の個展ブースまで歩いて来てください。

興奮してきますので 「これください!」

と言えるようになります。

全然大丈夫です。

















アートコレクターズ3月号に掲載して頂きました。↓
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A4チラシol_ページ_1

A4チラシol_ページ_2







UG FREAKS Group Exhibition

gallery UG Tennoz

3/9〜3/25

アートフェアでは発表されないエディションワークス等を展示します。

饅頭を二つに割る蛸  Ed.50    22×11.5×11.5(cm) FRP
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ART CUBE TOKYO 2023 -Toward 0310-

東京大丸 1F

3/1〜3/7


新作のリトグラフ、FRP作品等を発表します。












高価な芸術作品を買うのは、家族からしたら迷惑千万の愚行です。


しかし、

購入をあきらめて手元に残ったお金は、もう二度とあの作品には変わってくれないのです。


どうせ一度きりの人生です。


芸術作品に大金をつぎ込む蛮行をやってみてください。



その日から常に、あの作品は貴方のそばに居て、

貴方の心を一生ホカホカにしてくれるのです。








  1. 2023/02/26(日) 18:12:23|
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展覧会のお知らせ

ドゥードゥル(落書き)だけの個展を開催します。


色々面白いのをどっさり描きました。 

新作 doodle 50点で壁を埋め尽くします。

買えますので、地下足袋にゲートル、鉢巻に小型懐中電灯を二本差し、両手に斧をもって走って来てください。

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※doodle作品は一部先行販売しております。
掲載されている作品は、 選りすぐった gallery UG's STORE 限定作品となってます。

gallery UG's STORE




田島享央己 「doodle展」

2023年2月17日(金)~2月25日(土)

11:00~18:00 

最終日は16:00迄

月曜休廊

入場無料

gallery UG Bakurocho

〒101-0031
東京都千代田区東神田1-14-11
ヤマダビル 1F

JR 総武快速線馬喰町駅「4番出口」より、トホで1分トホホで3分

日比谷線 小伝馬町駅より、トホで8分トホホで10分



頭に斧が刺さっていなければ在廊する時もあるかもしれません。












それから、

あの糸井重里さんの新刊の表紙になりました。

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生まれちゃった。


これは、売れなかった場合、確実に私の表紙のせいになります。

私を推した『ほぼ日の御乱心』ということで片づけられてしまうでしょう。

田島なにがしは駄目という回覧板が業界でまわります。

表紙の依頼は金輪際こないでしょう。

そして、急遽、これ帯?カバー?くらいの、もの凄い太い帯になるのです。

皆さんは書店で、もの凄い太い帯に変更になったこの本を見ることになります。

皆さんが買わなかったからです。

別に責めはしませんが、この事だけはずっと胸に刻みこんでください。

そして、近くの川で顔を上げずスーっと海の方へ流れていく水練の達人を見たら、

それは私ですのでその時はよろしくお願いいたします。








糸井重里さんが

「タヌキとサルとパンダが好きです。」と仰った瞬間、

「タヌキとサルとパンダを作るー!」と喚きながらアトリエに駆け出して彫った超絶自信作です。(全て個人蔵)



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コチラもご覧ください。


2月16日(木)~2月21日(火)

D-art, ART 2023

東京大丸 11階催事会場


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続いて、

3月1日(水)~3月7日(火)


ART CUBE TOKYO 2023 ― Toward 0310 -

大丸東京店1Fイベントスペース








そして、

アートフェア東京で初めての個展です。

gallery UG より出品します。

アホの魂フルスロットルの輝きが炸裂する新作木彫と新作絵画が目白押しです。


チケット購入が必要です


ART FAIR TOKYO 2023

3月10日 (金)~3月12日 (日)


パブリックビュー 11:00 ~19:00
※最終日16:00まで

東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー

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アートフェア東京は頭に斧が刺さっていたとしても、在廊しておりますので何卒宜しくお願い致します。





  1. 2023/01/24(火) 12:00:00|
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リトグラフ作品について


 リトグラフをやる事になった。












初めてで

全くわからないので書物を読んだり

ネットで技法を調べまくった。













その中に、












『 リトグラフはヨーロッパの技法であるからヨーロッパの水を使うべし 』






と、いう様な記述をネットで見つけた。






そこの文字列だけ鈍く光っている様に感じた。








行き詰っていた思考に一閃の光が差し込み、打ち上げ花火の様にアイデアが湧き上がった。






すぐに通販サイトでフランスの超硬水でお馴染み、コントレックスを大量に買った。








NYに行った時、ガイドの人が

「NYのベーグルは美味しいでしょ?秘密は水なんです。日本の水ではこの味にはならんのですよ。」



と、言っていたのを思い出した。



















リトグラフ用の墨をコントレックスで丁寧に丁寧に磨っていると

黒と白の美しい模様が両目で見ているかのように心の中に浮かび上がり、

ワクワクを抑えても抑えても微笑がこみ上げてくる。













磨り上がった墨を見ると、高貴で端正で匂うように美しい黒。



「さすが硬水で磨った墨。佇まいが違う!」






と、感嘆の吐息を洩らした。





















筆を取り、一人の作業に深く集中する。








自分の感覚がどんどん研ぎ澄まされて、子供に近くなってくるのがわかる。








洗濯物のポケットの中から、てんとう虫の死骸とビスコが出てくるくらいピュアになってくる。













気がつくと、空が白んでいた。
















そんな制作が2週間程続き、8点連作が完成した。














あとは摺師の尾崎正志さんに託せば大丈夫。

















完成したので軽い打ち上げ。

家族と焼肉を食べに行った。







お会計時、ガマ口を開けたら25円と塩豆が7つ出て来た。






横にいる妻と娘が何とも言いようの無い侮辱をこめた目で見てきた。






完成して晴れ晴れとした気持ちだったのだが、

店員さんが笑いそうになるのを口の中を奥歯で嚙むようにし堪えているのがマスク越しにも分かり非常に苦い憂愁を感じた。










そんなこんなで

リトグラフが終わったので次の仕事にかかる。

気分よく鑿と玄能で木を彫った。













摺師の尾崎正志さんから電話がかかってきた。























描画が流れて消えてしまった。





























理由は硬水で墨を解いたから。











フランスでは解き墨の水は沸騰させてから使うそうだ。




















日本の水道水が1番良いのに、したり顔で工夫し、わざわざフランスの超硬水を取り寄せてしまったのだ。














摺師の尾崎正志さんは

「こんなの初めてです。あなたの探究心には感心しました!」

と、笑いながら慰めてくれた。

さらに、必ず水道水と言わなかった私も悪いと仰ってくださった。















10割私の『工夫』のせいなので、尾崎さんの優しい言葉に胸の奥底が熱く泡立った。





































消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
IMG_0842.jpg






































「勝手にトップロープに登って、1人で落ちて痛がっているプロレスラーのようね。」


と、妻も慰めてくれた。




















消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
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その後、数日は

魂が血管を下り、足の裏を突き抜けて地面にめり込むように落ち込んだ。
















消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
IMG_0841.jpg























保育園に娘を送り届けなければならないのに

私1人で保育園に行ってしまったくらいに動揺していた。





































消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
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『 新作リトグラフシリーズ発表 』 と既に謳ってしまっているので

1日で描かないと展覧会に間に合わない。


















消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
IMG_0840.jpg






















横浜の尾崎正志版画工房に向かった。

また変な工夫をするといけないのでギャラリー担当者と尾崎さんが眼を光らせている。




















消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
IMG_0837.jpg


















色々なプレッシャーがかかり

とてもじゃないが描けないと思ったけれど1日で楽しく描けてしまった。



















消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
IMG_0838.jpg























家にコントレックスが大量にあるので毎日ガブガブ飲んでいる。





心なしかお通じが良くなっているようだ。





痩せるかもしれない。
























消えてしまった幻の原画(アルミ板にコントレックスで解いた墨)↓
IMG_0836.jpg























そんな絵です。


LIFEシリーズをよろしくお願いいたします。



























そんなこんなで完成した最初の刷り。尾崎正志版画工房の床に置いて撮影↓
IMG_3226.jpg









これは日本の水道水で解いた正しい墨↓
IMG_3229.jpg






























リトグラフを 『 レイエ 』 します↓





こちらは『無事故無違反』ですんなり完成したリトグラフ『スカートを穿く猫』の制作風景です↓





今回制作した 『 LIFEシリーズ 』 と、『スカートを穿く猫』 を展示した個展の様子です↓













リトグラフは限定部数があるので売り切れたら所蔵できるチャンスはもう2度と無いのです。

『 レイエ 』 しましたので、もう2度と増版されることはありません。



生意気なことを言うようですが、

世の有名作家達の初期の版画が高騰するのをご存じですか。





私も必ずそうなる!とは言えませんが、絶対にそうならない!とも言い切れないのです。


何が起こるかわかりません。



10年前の私を知っている方は、まさか売れるとは思っていなかったはずです。

ソ連に居た時のウォーズマンの様な格好で、真っ暗な画面のスマホを凝視していたのですから当然ですが

人生何が起こるか分からないものです。



当たるも八卦当たらぬも八卦。





ピンときたら貴方にとって運命であると考えるべきです。

買ってしまった後悔は時が癒してくれますが、

見送った後悔は永遠に癒されることは無いのです。



















どうせ一度切りの人生。

芸術作品に大金をつぎ込む蛮行をやってみてください。







































その日から常に作品は貴方のそばに居て貴方の心を一生ホカホカにしてくれるのです。





































在庫が少なくなってきたようです。

リトグラフ作品についてのお問い合わせは  gallery UG  まで。

































大量にあったボトルの在庫も残2となりました↓
IMG_3228.jpg


  1. 2022/11/20(日) 13:50:32|
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